【第6回】「新しい文章力の教室」苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング(できるビジネス)[唐木元]【書評】要約・レビュー「第1章 目標の設定」①

新しい文章力の教室

Chapter 01 良い文章とは完読される文章である

究極の目標は「完読されること」

「良い文章ってなんだろう?」。

新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング (できるビジネス) [ 唐木元 ]

良い文章とは?

よく調べて詳しく書いてある?今までたくさん読書をしてきた人が書く文章?もともとの才能がある人が書けるもの?

ナタリーの「唐木ゼミ」でも「良い文章ってなんだろう?」と、必ずこの問いで始まるようです。

本書の「唐木ゼミ」の問いかけの生徒の解答として、

  • わかりやすい
  • 知りたいことが載っている
  • テンポがいい
  • 間違いがない
  • うんざりしない
  • 気が利いてる
  • 得した気分になる
  • 人に話したくなる
  • 天気が出る

など、いろいろな回答が出ています。人それぞれ「良い文章」の考え方は違いますね。

「唐木ゼミ」の皆さんも「良い文章」について、今まで考えたこともなかったかもしれません。

唐木先生はどれも良回答、正解と答えています。

ただ上級者になるまでは、あるひとつのワードを万能解として掲げ設定しています。

それは、

「完読される文章が良い文章」

この本ではおしまいまで通して、「完読される文章が良い文章」ということに設定します。

新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング (できるビジネス) [ 唐木元 ]

おしまいまで読んでもらうことの難しさ

ナタリーのようにニュースを配信していて文章を最後まで読んでもらえなかったら、記事を書いている意味がなくなってしまいますね。

毎日大量の記事を配信していて、どれもが最後まで完読されない文章だったらと考えると、書くからには「完読」を意識することの大切さに気付かされます。

先ほど「良い文章ってなんだろう?」と問いかけがありましたが、本書では「逆のことを考えてみましょう。」とも言っています。

「良い文章」の逆。「悪い文章ってなんだろう?」

  • 文章がわかりづらかったら? → 読み進むのをやめてしまう人の割合が増える。
  • テンポが悪かったら? 間違いだらけだったら? → やはり離脱者が多くなる。
  • 自分の役に立たないと思ったら? 内容と比べてあまりに長文だったら? → ページをめくるか閉じる。

「完読」される文章を書くことの難しさを、改めて実感します。

そういったこらえ性のない読み手に情報を不足なく手渡し、メッセージを伝えるために、私たちは文章力を磨かなければならないのです。

新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング (できるビジネス) [ 唐木元 ]

今はInstagramやTwitter、FacebookなどのSNSが盛んです。

文章を用いて友人や世間に向けて、日々の出来事などを伝えている人も多いのではないでしょうか。

思いをきちんと伝えるためにも、本書で文章力を磨いていく必要があります。

目標を掲げて腕を磨く

楽しいときや悲しいとき、その状況によって「良い文章」の定義は変わってくると思いますが、まずは「完読」されることを意識して文章を書くことが大事です。

特に初心者のうちは、目指すべき状態をはっきり見定め、迷いなく腕を磨いていく必要があります。

新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング (できるビジネス) [ 唐木元 ]

考えられる限りもっとも万能で強力なフラッグが「完読」です。

新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング (できるビジネス) [ 唐木元 ]

※【第1回】「新しい文章力の教室」苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング(できるビジネス)[唐木元]【書評】要約・レビュー
※【第2回】「新しい文章力の教室」苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング(できるビジネス)[唐木元]【書評】要約・レビュー(目次①)
※【第3回】「新しい文章力の教室」苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング(できるビジネス)[唐木元]【書評】要約・レビュー(目次②)
※【第4回】「新しい文章力の教室」苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング(できるビジネス)[唐木元]【書評】要約・レビュー(目次③)
※【第5回】「新しい文章力の教室」苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング(できるビジネス)[唐木元]【書評】要約・レビュー「第1章 書く前に準備する」

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